●こんなお話
まだまだ私的制裁ゲームが行っている人たちの話。
●感想
相変わらず面白い装置を使っての殺人ゲームとその人たちとは別の外野側で事件の捜査をするという2つの流れが同時進行で描かれていきます。
久しぶりの新作で楽しみに見ましたが、面白い機械でどうやって人間が殺されるのか? とか真犯人は誰なのか? という面白さはシリーズ後半の作品同様あまり感じられなかったです。そのためこのシリーズで突っ込んではいけないとは思いますが、やっぱり何でこんな面倒くさい方法で復讐するのかという部分が気になってしまう作品になってしまっていました。
楽しみの1つである人間が面白マシンでどうやって殺されていくのかという部分はあんんまり新鮮さはなくて、それでいてゴア描写とかもマイルドでぬるく感じる為、大騒ぎして死んでいくキャラクターを冷たい目で見てしまいました。バイクの機械とかも何がどうなってるのか位置関係とかどうしたら助かってどうしたら死んじゃうのか見にくいという根本的な問題とかもありました。ゲームを行う人たちの動きをジグソウがどこまで把握しているのかという相変わらずのノイズも今作でもありました。なぜそのタイミングでそこに立ってそこの行動をするのかとかばかり気になってしまいました。
事件の捜査をする刑事さんと監察医たちも登場人物が4人くらいしかいないため、真犯人がわかるという面白さもほとんどなかったです。それでいて真犯人がなぜこうしたことをしたのかという真相もただ時間軸をこねくりまわしてるだけにしか見えなかったです。シリーズの特徴である時間軸をずらす構成も映画の面白さを増すものではなく、実はこうでしたと言われてもそうだったのかー! という驚きは全くなかったです。
そして役者さんに華がなくて魅力が感じられないのも正直真相がどうなろうが知ったこっちゃない度を上げている要素だと思いました。
とはいえ、90分という短さで退屈せずには見られる1本でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2017/11/10 TOHOシネマズ川崎
監督 | マイケル・スピエリッグ |
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ピーター・スピエリッグ | |
脚本 | ジョシュ・ストールバーグ |
ピーター・ゴールドフィンガー |
出演 | マット・パスモア |
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カラム・キース・レニー | |
クレ・ベネット | |
ハンナ・エミリー・アンダーソン | |
ローラ・ヴァンダーヴォート |
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