映画【IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 大人になって再びクラウンに襲われるってんで退治方法を探す話。

●感想

 起こることは惨劇だけど、主人公たちは一応は怖がりますが基本はユーモアで返していくのと。アタックしてくる幽霊の数々は1作目よりもさすがアメリカで大きくなって襲ってくるという物で明らかにコメディ色を強くしていて怖がらせるより笑わせにきているのが楽しかったです。モンスターアクション映画としていろいろ襲ってきて、そのたびにニコニコしてしまうクリーチャーの数々でした。

 たださすがに2時間50分は長すぎで、主人公たちが再会してクラウンをやっつけるために思い出の品を集めるという流れで、1人が思い出の場所に行く→子ども時代の回想→襲われる。を主人公たち全員分描かれるので、それでいてお化けのアタックも単調なので正直物凄く退屈でした。

 それに現実なのか夢なのかわからない世界ですが、前作でもヒロインは実の父親を殺害していたと思いますが、今作もメインのキャラクターが殺人を犯していたと思いますが、特にお咎めなく。それでいて結構笑いに変えていて警察とかいないのかな? と思っていると大人になったいじめっ子は普通に殺人容疑で捕まっていたりしてどういう基準なのかとか気になって入り込めなかったです。しかもそのいじめっ子の相棒もお化けでバディ化して一緒に行動し始めますが、お化けの相棒も途中で消えてしまって一体何だったんだろう? というキャラクターでした。

 襲ってくるクラウンも「なんで蜘蛛?」というトランスフォームをしていてそれが怖くなくて、クライマックスの下水道のアタックもこれまた単調で長く感じるクライマックスでした。ここで主人公たちを集めた黒人さんが嘘をついてピンチになる理由とかも「どうして?」となってしまったり。ペニー・ワイズが子どもたちを襲撃しますが、なぜその子どもたちを襲うのかと原作読んでいないとわからないのかな? と思ってしまいました。3時間近くあって疑問点がいっぱいあるのはいかがなものかと思ってしまう作品で、グザヴィエ・ドランが出ているのに1番驚く映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2019/11/07 TOHOシネマズ日比谷

監督アンディ・ムスキエティ 
脚本ゲイリー・ドーベルマン 
原作スティーヴン・キング 
出演ビル・スカルスガルド 
ジェームズ・マカヴォイ 
ジェシカ・チャスティン 
ビル・ヘイダー 
イザイア・ムスタファ 
ジェイ・ライアン 
ジェームズ・ランソン 
アンディ・ビーン 

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