映画【白夜行 白い闇の中を歩く】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 昔の殺人事件の容疑者と被害者のそれぞれの子供の周りで不可解なことが起こって捜査する話。

●感想

 殺人事件が起こり、事件を捜査していくうちに14年前の殺人事件の関係者が浮かび上がってきますが。主人公は大企業のやり手の奥さんで自らもブランドを立ち上げて成功者として生活してますが、それを陰で見守る男がいて彼が何のために動いて殺人までしてしまうのか? そこを描くべきだと思いますが、幼少時代や学生時代が全く描かれないので。主人公たちの悲しい運命や記憶なんかが共感できないため、ただのサイコにしか見えなかったのが痛いです。

 事件を捜査する刑事もなぜそこまで執念を持って主人公たちを追いかけるのか、彼が関わった殺人事件は他にもあると思うのに何故こんなにも主人公たちに惹きつけられてしまうのか? そこを見せてくれれば相当面白くなると思いましたが、全く理解できなかったです。

 事件の真相がわかる流れも、証言だったりであまり捜査している感じがしなくて。何で今のタイミングで判明していくのかも理由がよくわからないのも物語に入りづらい原因だと思いました。

 主人公2人が何を考えてるのかはわからないけど、追いかける刑事さん目線で2人を見つめて感情移入させてくれないと観てるのがきつい映画だと思いました。

☆☆

鑑賞日:2012/05/25 DVD

監督パク・シヌ 
脚本パク・ヨンソン 
パク・シヌ 
原作東野圭吾
出演ソン・イェジン 
ハン・ソッキュ 
コ・ス 
チャ・ファヨン 
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