映画【はちどり】感想(ネタバレ)

house-of-hummingbird
スポンサーリンク

●こんなお話

 14歳の主人公が家族とか学校とか問題を抱えつつ塾の先生に心を開いていたりする話。

●感想

 暖かい照明にゆったりとした語り口で落ち着いた日本映画のような雰囲気で映像的にとても心地がよく140分の長さ集中して見ることができました。

 主人公の日常を描いていく構成ですが、一緒に生活する家族からして主人としての父親や母親ともコミュニケーションがうまくいっていない様子。男が大学に行くべし、という社会。その兄も大学受験のプレッシャーに耐えながら両親に隠れて主人公に暴力をふるう。お兄さんの暴力を訴えても逆に自分のせいにされたり。

 94年という韓国社会の男性による女性に対する抑圧や支配を古い体質を全体的に描きつつ、主人公が普通に生活していくけれど息苦しい中、塾の先生と出会って交流していく。この先生が魅力的で主人公のメンターとして主人公の道しるべとなっていく姿。

 友達と一緒に仲良く行動していたけど、万引きで店主に捕まったらあっけなく裏切られたり。恋人と付き合ったり、後輩に好意を持たれて仲良くなったり。

 主演のパク・ジフさんの魅力いっぱいで青春映画としてもがくのを映した面白い映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2021/08/17 DVD

監督キム・ボラ 
脚本キム・ボラ 
出演パク・ジフ 
キム・セビョク 
イ・スンヨン 
チョン・インギ 
パク・スヨン 
キル・ヘヨン 
タイトルとURLをコピーしました