映画【ハルチカ】感想(ネタバレ)

harutika
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●こんなお話

 廃部寸前の吹奏楽部を復活させる部員たちの話。 

●感想

 主人公が吹奏楽部に入部希望しようとしたら誰も部員がいなくて、人数を確保しないと廃部という約束をして1人また1人と仲間を集めていく。この仲間集めという流れはどの映画でも面白くなる設定ですが、この映画の仲間集めが結構退屈で、辞めたり不登校になったりしている仲間たちを主人公が推理的なことをして相手の気持ちを察して距離を縮めていきますが、どちらかというとファンタジーな設定で進んで行くので、終始ズッコケる展開の繰り返しでした。不登校になってラジオをやっている同級生とか外で演奏されて嬉しいのだろうか? ご近所迷惑なのではないかと思ってしまう展開でした。というかこの手の音楽青春もので何百回とやられてきたかのような外で室内の人に向かって演奏。というシーンはもう面白くもなんともなかったです。映画の半分くらいを使って、仲間集めをやってなんとか廃部の危機を突破したと思いきや、モンタージュであっという間に部員が集まっていくのも今までの苦労は何だったのかと呆然としながら見てました。 

 幼馴染の恋愛要素も薄くかといって音楽青春ものとしても熱量がすくなくて、フルート初心者の主人公が廃部寸前の部活を建て直して猛練習の末コンクールに出場して…。という設定自体がゆるゆるで乗り切れないまま、クライマックスのある「感動的な演出」に感動さよりありえなさが上回ってしまって、みんなで狂喜乱舞するところはドラッグ描写にしか見えず全員のハイテンションさにホラー映画かと勘違いしてしまいました。 

 とはいえ主演2人の美男美女のアップの連続でファンサービスいっぱいだし。劇中で流れる音楽は聞いていて心地のいい音楽でよかった映画でした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2017/11/07 DVD

監督市井昌秀 
脚本市井昌秀 
山浦雅大 
原作初野晴
出演佐藤勝利(Sexy Zone)
橋本環奈 
恒松祐里 
清水尋也 
前田航基 
平岡拓真 
上白石萌歌

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