●こんなお話
朝鮮半島を南北合同で鉄道計画をするけれど日本が反対してくる話。
●感想
100年前の条約をもってして、南北鉄道の調印を認めない日本。という話自体無理がありそうですが。100年前の国王の国璽が偽者で日本の主張は無効だといって、本物の国璽を探すというストーリーで。いかんせん147分は長すぎる感じがしました。
回想で100年前に王族が、日本帝国に虐殺されるシーンが挿入されたり、現在の大統領と100年前の国王の状況をカットバックにしたり。なかなか前に転がりません。
日本の主張が嘘だと言って学者が動きますが。様々な妨害にもめげずに動くというストーリーは、アクションシーンなんかで見せることが出来そうですが。なんと映画の中では、延々と同じ庭先で穴掘りをするだけ。そして、根拠のない自身で掘り進めると。実際にあるっていうのがどんびきです。
韓国軍協力の軍隊のシーンは、迫力があってよかったです。自衛隊とのにらみ合いなんかは緊迫感ありました。とはいっても、海上自衛隊が独自に日本海を突き進むことがありえないと思ってしまいました。アメリカやロシアや中国は、一体何をしてるのだと思ってしまいます。
国璽が本物だの偽者だの、せっかくサスペンスが高まる面白く出来そうになる要素があったのに。「日本が嘘をついている」「この国は韓国の主権である」「謝れ、日本」と俺が俺がの気合が強すぎて、テンポが悪く思えました。
ただ、大統領に反発して総理は日本との摩擦をさけようとして悪役のような立場になりますが。ラストシーンで、大統領と2人だけの会話で総理が「私には4800万の国民を守る必要がある」と高潔な大統領と対立したまま終わるというのは面白かったです。いろんな考えの対立したままで終わるのがよかったです。
☆☆
鑑賞日:2011/11/10 DVD
監督 | カン・ウソク |
---|---|
脚本 | キム・ヒジェ |
出演 | アン・ソンギ |
---|---|
チョ・ジェヒョン | |
ムン・ソングン | |
チャ・インピョ |