映画【鬼神伝】感想(ネタバレ)

onigami
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●こんなお話

 平安時代にタイムスリップして鬼と戦う少年の話。

●感想

 100分間のほとんどを主人公は「戦いたくない」「争うのはやめよう」の平和主義者としての人物で、見ていてイライラしてしまいました。それなのに、クライマックスでは普通の勧善懲悪ものになってしまうのでガッカリでした。

 それに気づけば、人間と自然の共存のバトルの話だったのに。力を欲する悪役との戦いにシフトしていくので、一体、物語の動機である鬼との戦いという部分は忘れ去られてしまってるのでなんとも呆然としてみてしまいました。

 せっかく視点を変えれば正義と悪の立場が変わるという難しい問題を取り上げているのに、残念でした。

 ちょっと台詞で説明をする場面が多いのも、せっかくのアニメなのに。やたらと喋るキャラクターを観てるのも退屈でした。

 鬼の存在が、実は……だったってのは面白い設定ですが。何でわざわざ、あんな格好で戦うのかもわかりませんでした。どう見ても怪物の大きさのやつもいましたけど。
 それに、クライマックスで突然出てくる四天王。誰? 力を追い求める少年の過去の回想も突然でしたし。

 映像なり話になり、何か1つ飛びぬけたものを見せてもらいたかったです。

☆☆

鑑賞日:2011/11/10 DVD

監督川崎博嗣 
演出古川順康 
脚本荒川稔久 
川崎博嗣 
原作高田崇史
出演(声)小野賢章 
石原さとみ 
中村獅童 
近藤隆 
森久保祥太郎 
伊藤健太郎 
加瀬康之 
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