映画【箱入り息子の恋】感想

☆☆☆

●こんなお話

 箱入り息子の恋の話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 35年恋人がいなくてこのままじゃいかんと心配した両親が婚活して、それきっかけで視覚障害を持つヒロインと出会った好き好きになっていくけど。両親の反対があってという。完全にロミオとジュリエットですが、キャラクターが面白くクスクス笑いながら見ることができました。
 序盤、夕立にあって1人で立ってるヒロインを見つけて傘を渡して去るという【となりのトトロ】のカンタくん以来の行動をする主人公。この2人の出会いはファンタジーで面白く見ることができました。
 そして両親同士が婚活してという出会いも面白かったです。その後、お見合いの席での初対面が長いこと1シーン描かれますが。主人公のことをダメだしする相手の父親に向かって「自分は障害は持ってないが、欠点はたくさんある。きっとお父さんとヒロインが見てるものは違う」と語る主人公もかっこよかったです。

 ただ、ちょっと話の展開にもキャラクターにも深みがなくサラサラと進んで、何かいい感じね。で終わる印象の映画で残念でした。
 ヒロインは主人公の事が気に入り、母親の協力でデートを重ねていきます。初めての吉野家、初めての立ち食いそば、そしてカエルの鳴きまねで笑いあえるなんて付き合いたてのカップルでしかありえない恥ずかしいことなんかもよかったです。が、仲がいいことを描くのはそんくらいで。その後すぐ「あなたのことが知りたい」とHシーンに入るという。ちょっと何でその気持ちになったのかわからなかったです。しかもヒロインから。ただ性欲が強い人にしか見えなかったです。
 主人公の同僚でヤリマンと噂されてる女性も出てきますが、彼女が主人公の導師的役割でアドバイスする役割で出てくるのはわかりますが。2人で食事して女性が歩道橋で叫ぶくだりいる? という。しかもその後もたいして深く描かれないし。中途半端に出てくるキャラクターで可哀想でした。

 そして上手くいってた2人だけど、案の定、中盤である障害が起こって離れ離れになる。その後、また元通りになる主人公。公園でご飯食べてると、何と目の前をヒロインが歩いていて後をつけると……という展開。その後の涙のシーンは夏帆さん素晴らしいお芝居でしたが。きっかけが公園でたまたま見つけるというのがいただけないです。
 その後、何とか会いたいと行動する主人公ですが。カエルのくだりも微妙で笑えないし。またHしようとするし。そこからの両親との対決も笑っていいのかどうなのか戸惑うものだし。結局、点字の手紙出して何だったのか? というもので不完全燃焼でした。 

 画面もやたらとフラフラと揺れるもので落ち着かないし見づらかったです。主人公の彼女いない歴35年で、無表情でテレビゲームをやるというキャラクター性も面白いのにたいして効果がなかったし、かと思えば何回も叫んだりしてどんな人なのか全然つかめないままでした。
 とはいえ王道のラブストーリーで楽しく見ることができました。

☆☆☆

鑑賞日: 2013/07/14 テアトル新宿

監督市井昌秀 
脚本市井昌秀 
田村孝裕 
原作市井昌秀
今野早苗
出演星野源 
夏帆 
平泉成 
森山良子 
大杉漣 
黒木瞳 
穂のか 
栁俊太郎 
竹内都子 
古舘寛治 
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