映画【監督・ばんざい!】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 得意のギャング映画を封印して様々なジャンルの映画を作ってヒットさせようとするけどどれもとん挫してしまって、すべてのフィルモグラフィをいったん壊しちゃう話。 

●感想

 どっからどこまでが計算されて作られているのかめちゃくちゃ気を使う映画で周囲の顔色をうかがいながら見てしまう映画でした。 

 前半の短編が羅列されていく展開はまだ画作りとか世界観は統一されているし何より1つ1つの上映時間が短いのでいろんなジャンル映画を見られるのでまだ耐えられましたが、1番最後のエピソードだけ上映時間が長い中編は最初はSFとして登場しましたが、豪華な役者さんたちがハイテンションなお芝居をして、みんなでズッコケてという確信犯的に寒いシーンの連続でその意図を探りながら何か深い意味があるのだろうか? と考えてしまうのがずっと気を使うという映画でした。 

 いかんせん監督の破壊失くして創造なしの考えに付き合わされるのは辛いんだと自主映画とかでやってくれればいいのですが、商業映画として見せられるのはなかなか辛い100分間でした。 

鑑賞日: 2017/11/28 DVD

監督北野武 
脚本北野武
出演ビートたけし 
江守徹 
岸本加世子 
鈴木杏 
吉行和子 
宝田明 
藤田弓子 
内田有紀 
木村佳乃 
松坂慶子 
大杉漣 
寺島進 
六平直政 
渡辺哲 
井手らっきょ 
菅田俊 
蝶野正洋 
天山広吉 
伊武雅刀 

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