映画【牝猫たち】感想(ネタバレ)

Dawn of the Felines
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●こんなお話

 デリヘルで働く女性3人と彼女たちのお客さんとの話。 

●感想

 殺伐とした池袋の夜や朝方の映像は独特の雰囲気があってよかったです。ホームレス状態でお客の部屋や満喫で過ごす女性、シングルマザーで怪しいベビーシッターに子どもを預けているネグレクト疑惑の女性、夫がいながらも不妊のために不倫されている女性と都会の片隅で生きる姿を見られて面白かったです。 

 が、3人のそれぞれの序盤のセットアップの部分は興味深く見ることができましたが、80分ちょいの時間では風呂敷が広げすぎなのか個々のエピソードが薄く感じました。オチは結局何だったんだろうと不完全燃焼のまま終わってしまいました。 

 暴力を受けている子どもなんて結局いい感じで街を歩いて怪獣の幻覚を見て終わりとかおじいちゃんのお客さんとのくだりのオチとかも苦笑いしてしまう終わり方だったり、ホームレスの女の子とかはクライマックスでの屋上での絡み大変だなと撮影の心配してしまって映画の世界に入り込めなかったです。 

 さすがのロマンポルノで生々しさは感じられただけに惜しい作品でした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2017/11/25 DVD

監督白石和彌
出演井端珠里 
真上さつき 
美知枝 
音尾琢真 
郭智博 
村田秀亮

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