映画【ガールズ&パンツァー 劇場版】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 女子高生と女子大生が戦車に乗って戦う話。

●感想

 戦車の動きとかサウンドデザインとかの作りこみが凄いため、ミリタリーものが好きな人にはたまらない描写の連続の映画だと思いました。

 ただ、テレビシリーズをみていないとわからない作りのため、アニメに造詣が深くない身からすると、全員が同じ顔同じ声に聞こえるため、誰が何のため戦っているのか全く分からないため。冒頭から結構長いことある戦車戦やクライマックスの大学選抜との戦いもまるで盛り上がることできないのが残念作りでした。

 戦車道というスポーツが当然の世界で大砲でバンバン撃ちあっても怪我もせず危険もないという設定は戦車戦のディテールのみ一本勝負で見せる作品なので突っ込んではいけないと思いますが、かといって肝心の戦車戦も誰が誰なのかわからないままで知らない人が乗っている知らない戦車が戦っていて、どっちが勝ってどっちが負けたのか判断がつかないまま過ぎていくため、門外漢にはそこにドラマを感じることができませんでした。仲間のために身を犠牲にするのか? それとも嫌々戦っているのか? とかすらわからなくて、ただ戦術戦略を話し合って、アニメアニメしたキャラクターたちが緊張感のない会話をしているだけでそこに何を見出せばいいのかわからなかったです。

 友達の家で知らないゲームを隣で見ているかのような気持ちになりそうでしたが、主人公たちの背景が頭にばっちり入っていれば、盛り上がれそうな作品でした。

☆☆

鑑賞日: 2016/10/12 DVD

監督水島努 
脚本吉田玲子

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