●こんなお話
プログラマーの主人公が隠遁生活する社長に会える権をゲットして、人里離れた場所で会ったら。社長が開発した人工知能を持ったロボットがいて、そのロボットのテストに協力するってことになるけど、実は…な話。
●感想
主要人物が極端に少なくて、物語の舞台も研究所の室内という限定された空間と時々、自然。という狭い世界だけど、映画のルックは完全にサイエンスフィクションでカッコいい映像でした。
映画は会話劇で展開していきますが、何を考えてるのかわからない社長と何を考えているのかわからない人工知能との会話の駆け引きがSF初心者のボクから見たら、怖かったり緊張感があったり恋におちていく心理とかがあまり伝わらず。終始何を話しているのかわからなかったです。そのため、後半で社長がやっていた行動が判明して反抗しようとする主人公ですが、普通に研究者なら当然のことを社長はやっていたはずで、何でそこまで怒ったりしているのかわかりくく共感とかはできなかったです。
共感できなくても面白い映画はたくさんありますが、どういう距離感で見ていいのかわからず。ロボットとダンスしたりするのを見て、笑っていいのか怖がっていいのか困ってしまいました。
そのため、社長がオマヌケにしか見えないとか冷たい視線で見てしまう映画でもありました。
とはいえ、ヒロインのロボットとかめちゃ綺麗だしそれだけで満足な作品でした。そしてメインのロボットよりHができるロボットを開発する方が凄いのではないのかと感心してしまう映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2016/06/17 チネチッタ川崎
リンク
監督 | アレックス・ガーランド |
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脚本 | アレックス・ガーランド |
出演 | ドーナル・グリーソン |
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アリシア・ヴィキャンデル | |
オスカー・アイザック | |
ソノヤ・ミズノ |
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