映画【東京原発】感想(ネタバレ)

genpatu
スポンサーリンク

●こんなお話

 東京都知事が「東京に原発を誘致する」と宣言しててんやわんやの職員たちの話。

●感想

 「原発を融資する」と冒頭で宣言して、部下たちが原発について議論するという舞台劇のような作品ですが、原発について最初は良いこと、そして専門家がやってきて原発の問題点を話していく。わかりやすく原発について勉強できる教材のような映画で単純に知らないことを知ることができる好奇心の面白さで引っ張ってよかったです。

 それに311を経験してしまうとどうしてもこの映画で言っている原発のメリットや問題点が皮肉に見えるという悲しい現実に何とも言えなくなりました。

 原発についての議論ともう1つの流れとしてトラックの運搬の流れがありますが、そちらはいきなり少年がカージャックしてというのは無理やりすぎて、それが映画としての見せ場になっていますが、そこで大騒ぎする主人公たちというのを見ても何の盛り上がりはなかったです。

 とはいえ、国が何回国民をだましてきたのか? やこの世に絶対はない、などのセリフが突き刺さる映画で、この映画を作った人たちは311を経験してどういう気持ちなのだろうと知りたくなる映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2017/01/23 NETFLIX

監督山川元 
脚本山川元
出演役所広司 
段田安則 
平田満 
吉田日出子 
岸部一徳 
菅原大吉 
田山涼成 
綾田俊樹 
徳井優 
益岡徹 
塩見三省 
後藤昴 
渡辺哲 

コメント

タイトルとURLをコピーしました