映画【デッドゾーン 殲滅領域】感想(ネタバレ):アイアンマン風演出が光るゾンビ映画|近未来アクションと人間ドラマ

Dead Zone
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●こんなお話

 謎のウィルスが蔓延した世界でワクチンを回収する部隊の話。

●感想

 近未来。謎のウイルスが世界に蔓延し、人類の多くがゾンビと化していた。政府は感染地域を「デッドゾーン」と名付け、放射線爆弾で壊滅を試みる。しかしそれでも感染は止まらず、ゾンビはさらなる進化を遂げ、凶暴さを増していく。

 政府は事態収拾の切り札として、研究所に眠る試作ワクチンの回収を決定。特殊部隊が結成され、リーダーのボスを中心に、エイジャックス、シンクレア、ダンナー、トンといった精鋭が選ばれる。彼らは最新鋭の装備で武装しており、顔の前に浮かぶデジタル表示がまるでアイアンマンのような表示を映し出す。未来的でありながら戦場の息苦しさや緊張感を際立たせる装置。

 任務は一見順調に進み、研究所からワクチンを確保することに成功する。しかし、ドローンの爆発がゾンビの群れを刺激し、一気に襲撃される事態となる。そんな混乱の中、防護服を着た女性グッドマンが現れ、部隊と合流。彼女の存在が物語をさらに加速させていく。

 戦闘のさなか、ダンナーがゾンビに噛まれてしまう。絶望的な状況の中で試作ワクチンを打つと、驚くことに彼は回復する。ゾンビ化を防ぐだけでなく、命を繋ぎ止める力を秘めたワクチンの効能が明らかになり、物語は新たな局面に突入する。

 やがて駅のトンネルに逃げ込んだ一行だったが、通信を担うトンとシンクレアが怪物に襲われて命を落とす。彼らの前に現れる進化した存在は、もはや従来のゾンビとは異なる異形であり、脅威の大きさを物語っていた。

 最後にボスは「ワクチンを投与された血液にはゾンビが反応しない」という仮説を立て、命を懸けた作戦を実行する。エイジャックスの犠牲を伴いながらも、グッドマンの協力でボスは脱出に成功。爆破によって怪物を葬り去り、無事にワクチンを持ち帰ることに成功しておしまい。

 映画として印象的だったのは、兵士たちの顔をデジタル表示で映す表現です。アイアンマンスーツのようなビジュアルが緊張感を高め、戦闘シーンの臨場感を生み出していました。

 ただ一方で、画面全体が暗いためアクションの細部が見えにくく、キャラクターの人数も限られているのに誰が誰なのか区別がつきづらかったのは気になりました。さらに、進化したゾンビが登場する場面でも、その姿がはっきりと映されないため恐怖や迫力が伝わりにくかった印象があります。物語の大筋は盛り上がりを見せつつも、演出の工夫がもう少しあれば、より強い臨場感を感じられたと思います。

鑑賞日:2025/08/20 Amazonプライム・ビデオ

監督ハンク・ブラクスタン 
脚本ジェフリー・ガイルズ 
出演マイケル・ジェイ・ホワイト 
チャド・マイケル・コリンズ 
ジェフ・フェイヒー 
アントゥーン・トーバート 
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