●こんなお話
若松孝二監督が名古屋にシネマスコーレを作ったり監督に弟子入りする若者とかの話。
●感想
学校でVHSで撮影をしている男性。結婚して名古屋に住んでいるところを若松孝二監督から電話があったということで話をすると名古屋で建設中の映画館の支配人になってくれと頼まれる。男性は奥さんと相談して支配人になることを決意。支配人は自分が面白いと思うミニシアター系の映画をかけるけどヒットせずにピンク映画をかけて人を呼ぶことにしたり。映画監督を目指してシネマスコーレでバイト募集を見てやってくる女性がいて、彼女は在日韓国人で毎年役所で拇印を押さないといけないのを妹が疑問に持っていたり。
予備校生の若者は若松孝二監督に憧れてシネマスコーレに通ううちに舞台挨拶で監督と出会って弟子入りを志願。東京へ帰る若松孝二監督の乗る新幹線に飛び乗って大学に入れと説得される。予備校で人気講師の授業を受けて早稲田に合格して若松プロに入って映画の現場へ。けど失敗ばかりで怒鳴られてばかり。
予備校の入学式で流す短編映画を作るということで、弟子に撮らせる若松孝二監督。撮影現場で弟子にダメ出しばかりして最終的に若松監督が仕切り始める。そして完成して舞台挨拶。シネマスコーレに戻って支配人やバイトが在日だという告白をするけど特にみんな気にしない。
2012年になって若松孝二監督追悼上映をしてそれを見守る若松孝二監督。でおしまい。
若者が憧れの師匠に出会ってなかなかうまくいかなくてもがいてく青春ものとして、しかもそれが現実世界とリンクしていてエンドロールで実際の作品が流れて、その時代を知らないのに懐かしい気持ちになったり。若松孝二監督の人柄を知ることができて楽しい1作でした。あいまに在日の人の生きづらさが挿入されるのとかも井上監督作品味がふりかけられていました。
☆☆☆
鑑賞日:2025/02/04 WOWOW
監督 | 井上淳一 |
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脚本 | 井上淳一 |
出演 | 井浦新 |
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東出昌大 | |
芋生悠 | |
杉田雷麟 | |
コムアイ | |
田中俊介 | |
向里祐香 | |
成田浬 | |
吉岡睦雄 | |
大西信満 | |
タモト清嵐 | |
山崎竜太郎 | |
田中偉登 | |
髙橋雄祐 | |
碧木愛莉 | |
笹岡ひなり | |
有森也実 | |
田中要次 | |
田口トモロヲ | |
門脇麦 | |
田中麗奈 | |
竹中直人 |