映画【映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語～サボテン大襲撃～】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　しんちゃん一家がメキシコに引っ越して、そこで人食いサボテンと戦う話。

●感想

　お父さんがメキシコへ異動を命じられて、しんちゃんたちが春日部からメキシコへと旅立つという驚きの展開。その引っ越しで風間クンが涙するという感動的な序盤でした。

　そしてそこからメキシコでの生活になりますが、そこからメキシコでの日常が始まって、開始40分くらい経っても物語に動きがないので退屈でした。一体この話は何だろう?　とダラダラした印象。
　サボテンが人食いサボテンという衝撃の展開になって、やっと動き始めました。そこからモンスターアクションとなって、立てこもっての戦いのゾンビ映画のようなジャンルになって戦う野原一家。

　アクションものとしてもそこで生み出されるギャグもどれもが中途半端で、ワーワー逃げ回ってるだけで全編にわたって盛り上がりに欠けてしまっているように思えました。
　しんちゃんもほとんど活躍することなく、サボテンの倒し方も偶然発見するだけで必然性もなかったのが痛いです。

　冒頭でしっかりと描かれてたカスカベ防衛隊が何か後半に活かされてくるのかと思いきや、完全に出てこないというのも構成としていかがなものだろうと疑問で、物語に入りこめなかったです。

　人が食べられるというなかなかのバイオレンス描写がたくさんなのが面白いアニメーションでした。

☆☆

鑑賞日: 2015/04/20　TOHOシネマズ南大沢