●こんなお話
自殺した中学生が天使の力で人生を見つめる話。
●感想
魂が知らない少年の体を借りて人生をやり直すという話ですが。少年のことを何も知らず。周りの様子を伺いながら生活するっていうのは面白いですが、オチが実は魂は○○だった。ということですが。
何故、赤の他人だと思っている少年の家族に対して介入するのでしょうか? 別に少年の母親が不倫していようが、知らないおばさんが何してようが知ったこっちゃないと思いますが。この魂は、怒ったりしてるのが不思議です。だったら、赤の他人の父親や母親だけど何故かイライラしてしまう。何だろう? この気持ち。という展開を見せればオチの意味がわかりますが。
知らない少年が書きかけていた絵を知らないはずの魂が描けたりするのも、不思議にボクは思いましたが。この映画の主人公の魂は別になんとも思わないみたいです。「何で、絵が書けるんだろう?」と思わないのか……。
それに何故、ぷらぷらだかって天使みたいな少年はこの主人公を選んだのか全く説明がないのもいただけませんでした。日本って国は自殺者が多い国なのに、他にもたくさん自殺している人がいそうなものですが。
友達との友情を深めるシーンで、玉電の昔の場所を長々と歩く演出は必要なのでしょうか? 写真風の映像になったりして。友情を深めるのに、こんなに長く玉電を映されても困ってしまいます。電車ずきなら盛り上がると思いました。
電車を映すか、ひたすら食事をしてるだけにしか見えなかったです。お芝居をするのに食べながらというのをアニメでやる必要があったのか疑問です。
何故、この内容でアニメでやる意味があるのか見出せない映画で残念でした。
☆☆
鑑賞日:2011/12/23 DVD
リンク
監督 | 原恵一 |
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脚本 | 丸尾みほ |
原作 | 森絵都 |
出演(声) | 冨澤風斗 |
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南明奈 | |
まいける | |
入江甚儀 | |
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