●こんなお話
戦争経験者の座談会の話。
●感想
昭和38年にあった座談会をテレビ演出家が再現するというものですが、その演出かも俳優さんがやっている再現なのでやたらややこしい設定です。
しかも演じているのが俳優ではなく、弁護士、ジャーナリスト、アニメ監督、落語家、アナウンサーとか文化人がやっているので。台詞の間とかが変になっていて、やきもき心配してしまう部分もありました。
とはいっても内容は「御前会議」「沖縄戦争」「ポツダム宣言」など。ドキュメンタリー映像を交えて、政府の中枢にいた人たちから最前線にいた兵隊までの当時のいろんな考えが知れて面白かったです。
ソ連を仲介にして和平交渉をするという政府の方向でしたが、政府の中枢にいた人たちのほとんどの人たちが「ソ連を仲介にして和平なんて無理だ」と思いながらも突き進む政治。ポツダム宣言を無視する形になって、それがなかったら原爆が落ちなかったのではないか。
そして、終戦当時にはどこか外野から物を見ている政府の人たち。けれど前線の兵隊さんたちは餓死や熱病にやられて死んでいく悲惨さを語ったり。
座談会の合間に、それぞれの人物を演じた文化人たちが終戦のときの思い出を語る映像があったり。
終戦当時の空気を少しは、知ることができましたが。ちょっと淡々としていて退屈してしまうような気がしました。
☆☆☆
鑑賞日:2011年12月29 DVD
リンク
監督 | 倉内均 |
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脚本 | 倉内均 |
原作 | 半藤一利 |
出演 | 木場勝己 |
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池内万作 | |
キムラ緑子 | |
湯浅卓 | |
中村伊知哉 | |
青島健太 | |
小田豊 | |
山本清 | |
早川純一 | |
林望 | |
富野由悠季 | |
重松収 | |
鳥越俊太郎 | |
立川らく朝 | |
島田雅彦 | |
田原総一朗 | |
瀬川菊之丞 | |
市川森一 | |
松永英晃 | |
山本益博 | |
江川達也 | |
武藤兼治 | |
デイヴィッド・ディヒーリ | |
柚原旬 | |
加納竜 | |
松平定知 |