●こんなお話
息子さんが殺されたので、麻薬組織にリベンジしていく中でどんどんと話が大きくなっていく話。
●感想
主人公の息子さんが殺されたことを発端にしてリベンジもののストーリーではありますが、この映画の魅力はギャングたちのくだらない会話だったり、キャラクターたちのズレた面白さで笑いをとったりと外したところの面白さで魅せる映画でした。
麻薬組織のボスがやたらと健康志向だったり、子分たちがやたらとくだらない会話をしたり先住民がインド人をインディアンと呼んで子分として扱っていたりと楽しいシーンがいっぱいでした。ラストのラストで忘れていたパラグライダーの子分のオチとかいいオチでした。
ただ主人公がリベンジを開始してあっという間に次から次に殺害していったりして、展開が早すぎてどうして今ここにいるのかとかわかりにくかったり、キャラクターが群像劇に近いからか、主人公の奥さんとかあっという間に退場したり、麻薬組織のボスの奥さんとかも消えてしまったり、組織の抗争で燃える女性警官とかもあまり話に関係なく思えたりとキャラクターの背景とか深みとかは一切ないのが残念でした。
クライマックスも普通に銃撃戦が起こって普通に終わっていくのもアクションシーンもそこまで盛り上がる設計にも感じられなかったのがカタルシスが少ない映画でした。
とはいえ、殺された人たちのクレジットがそのたびに出るのとか面白い演出の映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2019/11/22 DVD
リンク
監督 | ハンス・ペテル・モランド |
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脚本 | フランク・ボールドウィン |
原案 | ハンス・ペテル・モランド |
出演 | リーアム・ニーソン |
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ローラ・ダーン | |
トム・ベイトマン | |
エミー・ロッサム | |
ジュリア・ジョーンズ | |
ウィリアム・フォーサイス |
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