映画【クローズド・ノート】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 引っ越した先に前の住人の忘れ物の日記があって、日記の持ち主の回想を体感して自分も好きな人に告白しちゃおうとか頑張ろうと背中を押される話。

●感想

 映画そのものはファンタジーでコンクリートジャングルに疲れたときに見ると癒される感じのテイストだと思います。出てくるロケ地や小道具なんかもお洒落だしレトロな色づかいな画面は見てるだけで落ち着く映像でした。窓から映る外の景色とかも綺麗でよかったです。
 ただ回想シーンで出てくる教師と児童たち。この児童たちがTHE良い子ちゃんたちの集団だし、不登校になった児童を学校にもう1度こさせようとみんなで合唱したり、親もめちゃ良い人だし。特に問題のない幸せな教師生活。教師っていろいろ書き物したり人間関係とかも大変そうですが、そういう部分はいっさい描かない。児童たちもお手本のような不気味といってもいいくらいの良い子たち。
 先生が「太陽の子」と言ってましたが、本当に「太陽の子」たちでした。 

 日記の内容に感化されて自分も行動してみようという。日記の人物を自分の憧れの俳優の妄想をして回想するのは見てて心地よい回想でした。

 ただ、人の日記を読んでそれを返しに行くという行動が理解できないです。返して一体何を言うつもりだったのか? ボクだったらボクの日記を読まれてそれを返しにくる人、不気味に思います。
 それに映画の中では謎の存在である伊勢谷さんが謎になってなくてバレバレだしで、実は○○でしたと種明かしがあってからも結構長いことあってこの上映時間は長いと思いました。
 だったら序盤に出てくる主人公の海外に行く友だちと主人公にグイグイくる友だちの恋人いるか? と思ってしまいます。

 あとはこの内容で130分はチト長くて、特に真相がわかってからのラスト30分はほとんど芝居が終わってるのにダラダラとしているような印象でした。マンドリンいつまで弾いてるんだと思ってしまいながら見てる130分でした。

☆☆☆

鑑賞日:2013/10/07 Hulu

監督行定勲 
脚本吉田智子 
伊藤ちひろ 
行定勲 
原作雫井脩介 
出演沢尻エリカ 
伊勢谷友介 
竹内結子 
板谷由夏 
田中哲司 
サエコ 
黄川田将也 
永作博美 
石橋蓮司 
篠井英介 
山口愛 
粟田麗 
中村嘉葎雄 
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