映画【ちはやふる 下の句】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　かるた部のメンバーが「何でかるたをやるのか?」悩む高校生活の話。

●感想

　冒頭からいきなり幼なじみに会いに行った主人公が「私、会いたいのかな?　会いたくないのかな?」と新幹線に乗ってまで会いに行ったのに、直前で会おうか悩むというスタートからグッタリしてしまいました。ひたすら登場人物たちがかるたをなぜ続けるのか?　というのに悩みます。
　前編ではあまり気にならなかった主人公を始めとする主要人物たちにイライラ度が倍増してしまいました。さっきまで悩んでいた主人公が部室に戻ると一気に元気になる、元気を偽るというシーンとかでもうわべだけに見えるし、かといってチームワークだとみんなの絆がしっかりとしたものになった部員たちを見ても、見るのが気恥ずかしいお芝居が続く映画でした。

　ライバル校に出稽古した主人公が再び元のかるた部に戻ってからも他の部員たちが受け入れるの早すぎだと思いました。主人公がただのわがままにしか見えなかったです。今はかるたをやらないというメガネ君も全く持って何もしないキャラクターでただ悩むだけのために出てくる役割でこれも見ていて停滞してイライラするキャラクターでした。

　ちょっとこの前編と後編を見て、かるたが楽しい。かるたの魅力みたいなのは全く伝わってこず残念なシリーズでした。

☆☆

鑑賞日: 2016/11/21　DVD