映画【キャプテン・フィリップス】感想

☆☆☆☆

●こんなお話

ソマリア沖でアメリカの貨物船が海賊に襲撃されてキャプテンフィリップスが人質に取られて米海軍が救出に当たる話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 緊張感いっぱいの映画で面白かったです。特に中盤から船長と海賊だけになって狭い船の中の映像が延々と続いて狭いところが苦手なボクは本当に息苦しくなりました。
 序盤の何やら小型ボートが近づいてくるぞ、というところから船長の機転で海賊を近づけさせない一連の攻防。息つく暇もないと思いきや、その後の船員たちの会議があり落ち着くシーンがあったと思いきや、再びの襲撃からの一気の緊張感。海賊が船に乗り込むのか阻止するのか。もう結果はわかっているけどドキドキしてしまう編集のスピード。
 船長と海賊のやりとりがあって船員の捜索での攻防のこれまた緊張感。逆転したかと思いきやこれまたそんな簡単には行かなくて。

 中盤からは船長と海賊4人の人間としてのぶつかり合いが狭い船の中で行われ、米海軍の救出作戦との高速カットバック。
 ソマリアの漁民が何故海賊家業をやらないといけないのかなんかを台詞で説明しつつ、船長がどう対応していくのか。ボスの男だけでなく他の3人の相手もしなくてはならない絶望感。

 かと思いきや早く射殺してしまえと思ってたけど時間が経つにつれて海賊側がほんの少しだけ描かれて行ってそういう気持ちにならないのも上手かったです。
 そして血まみれになった主人公が「オレの血じゃない」と涙する意味。それはただ単に家族のもとへ帰れる安堵の涙なのか。そうではなくて様々な思いを1つに表現したトム・ハンクスの名演技だったと思います。

 130分とちょっと長くてずっと狭いところでのお芝居が続くので息苦しいしひたすら辛いし。「座席番号15」や「シャツを着るんだ」やら伏線なのかな? と思ってたところがまるで意味がないままで終わったり。
 解決してもカタルシスはない映画ですが。アメリカの船長とソマリアの船長の同じ海の男が全く別々の結末になってしまう現実を考える映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2014/02/16  TOHOシネマズ南大沢

監督ポール・グリーングラス 
脚本ビリー・レイ
出演トム・ハンクス 
バーカッド・アブディ 
バーカッド・アブディラーマン 
ファイサル・アメッド 
マハト・M・アリ 
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