映画【君の名前で僕を呼んで】感想

☆☆☆☆

●こんなお話

 1983年のイタリアの避暑地で最高の両親のもとで人生経験を積む少年の話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログより

●感想

 同性愛の恋愛映画としてみればマイノリティに対するきつい風当たりとか全くなくて特に2人の葛藤とかもなく、すんなりいくので恋愛ものとしてはイマイチな内容でしたが、普通に少年の成長ものとして最高の映画でした。 

 大学教授ってあんなにお金持ちなのかと驚く避暑地での生活で、召使が全部お世話をしてくれて、ずっと食事をして日向ぼっこをしてプールに入ってとTHE優雅な生活がかっこよかったです。それもお金持ちをうらめしいとか悔しいとかの気持ちになるのではなく、単純に憧れとして見ることのできる生活の数々でした。東アジアの片隅に住むボクから見て最初から最後まで共感のできる人たちではないくらい人たちの生活でした。主人公の少年も家では英語で現地の人たちにはイタリア語でパリの彼女にはフランス語で喋るという言語能力の高さにピアノにギターも弾けるという。お父さんは英語だけどお母さんはフランス語を訳してたりして、しかも家族の会話の知的レベルが高くて、ずっとポカンとして見ている会話でした。それでいてさすがの欧米人だからかスキンシップが高いのも見ていて驚く風習でした。 

 大学生との恋愛ものとしてはそこまで楽しむことができなかったですが、なんといってもラスト10分のお父さんが息子に語るシーンが最高でそれを見ることができただけで大満足の1本でした。自分が自分の子どもにあそこまで達観したことを言えるのだろうかと自分と重ねながら見てしまいました。というかあんな両親がいたら、主人公は永遠親離れできないのではないかと余計な心配をしてしまう最高の親のキャラクターでした。 

 ちょっと130分が冗長に感じる部分もありましたが、やっぱりイタリアの映像に印象的な音楽にと興味を引っ張り続けられる映画でした。 

☆☆☆☆

鑑賞日: 2018/05/10 TOHOシネマズ川崎

監督ルカ・グァダニーノ 
脚本ジェームズ・アイヴォリー 
原作アンドレ・アシマン
出演ティモシー・シャラメ 
アーミー・ハマー 
マイケル・スタールバーグ 
アミラ・カサール 
エステール・ガレル 
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