映画【ザ・ファブル】感想

●こんなお話

 凄腕の殺し屋が1年普通に生活するように命じられて関西のヤクザのお世話になるけお、内輪揉めの抗争に巻き込まれる話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログより

●感想

 日本のアクションスターとなった岡田准一さんの体技を堪能できる1本で、映画自体もその一点で正面突破している作りでした。

 ただ、日本映画のガンアクションやアクション映画の新機軸やエポックメイキング的なものを期待して見に行きましたが、肝心のアクションシーンも個人的には新鮮さや独創性みたいなものを感じることが出来ず。ただゴチャゴチャしたものが続いて退屈さを感じてしまうアクションシーンでした。早すぎてやっていることは凄いのかもしれないですが、その凄さが画面から伝わりにくかったです。

 アクションシーン自体も最初とクライマックスと少なく、かつ冒頭のヤクザたちを襲撃する主人公のツカミのアクションとクライマックスのヒロインを救出するヤクザたちを相手にするアクションも1対多数の構図が似ていて少ない上に似ているため盛り上がりに欠けるアクション映画でした。

 冒頭の主人公の脳内で想定される映像の表現みたいな数字や曲線が表示されながらのアクションも見にくいだけでしたが、それが何回が出てくるのかと思いきや。それも最初だけであまり効果的ではないように感じました。冒頭で主人公のアクションと相棒がチャラ男とお酒を飲むというシーンがカットバックされる謎の演出でしたが、この相棒の立ち位置も原作を読んでいないとよくわからず。なぜ主人公と一緒にいてお酒を飲ませているのかとかもわからなかったです。何回かお酒を飲むシーンが描かれていて、どいう気持ちで見ればいいのか戸惑うキャラクターでした。

 話自体も関西のヤクザの内輪もめで、しかも主人公がクライマックスで守る対象がヒロインをAVに売ろうとしてレイプしようとした柳楽優弥さんで、観客としてどういう気持ちで見ればいいのか心の置き所に戸惑うクライマックスでした。しかもなぜか柳楽優弥さんとカタキ役である向井理さんのキャットファイト的なグダグダな殴り合いとか始まって余計に呆然とするアクションがあったりしました。

 柳楽優弥さん演じるキャラクターは狂犬的な人物で終始ハイテンションな男ですが、いつもの柳楽優弥さんなキャラクターだし。カタキ役の木村了さんも同じようなハイテンションで叫ぶキャラクターで何で同じ映画に2人も狂犬でヒャッハーと叫ぶ人間がいるのかとゲンナリする2人でした。佐藤二朗さんもいつもの佐藤二朗さんのキャラクターだったりして、あまり魅力を感じることができない漫画みたいな人たちが多かったです。漫画ではいいかもしれないですが、実写映画としてはキツいキャラクターたちでした。

 アクションシーンは少ないうえにクライマックスはゾンビみたいに群がるヤクザたちを主人公の殺し屋としてのスキルや経験を活かして不利な状況を突破していく面白さはなく。普通に正面突破でわらわらと群がる敵を殴り倒していくのも面白みを感じることが出来ず。更にはベースはコメディ映画ですが、コメディとしてもオーバーなリアクションとかをする主人公やコミカルな音楽が流れたりして、ちょっと見ているのが辛いコメディ映画でした。

 ちょっと日本のアクション映画として期待している分、厳しく見てしまう映画で残念でした。

鑑賞日:2019/07/11 TOHOシネマズ川崎

監督江口カン 
脚本渡辺雄介 
原作南勝久
出演岡田准一 
木村文乃 
山本美月 
福士蒼汰 
柳楽優弥 
向井理 
木村了 
藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
宮川大輔 
佐藤二朗 
光石研 
安田顕 
佐藤浩市 
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