映画【ブリグズビー・ベア】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 成人になるまで室内で育てられた主人公がVHSで見てた子ども番組を自分で制作して生きがいを見つけて周りも変化していく話。

●感想

 結構序盤で主人公とその両親が実は誘拐犯で主人公はむかし誘拐されて監禁されて育てられていたというのがわかって、実の親のもとに戻ってそこで今までの愛情を一気に注がれるけど。監禁時代に見てた子ども番組が心の支えになっているけど、調べていくと実は誘拐犯が主人公のために作っていた番組で、そのため実の親は嫌がるけど主人公にはそんなこと関係なくて単純に作品として好きであって…。 

 単純に青年というか少年が映画製作をするという単純に映画を制作するのを楽しむ様子を見せるという映画製作ジャンルものとしての面白さもあって、手作りで映画を作るというの見ているだけで楽しいです。主人公の家族や友人や刑事さんたちがみんな優しくて応援している姿も人間の優しさを見ているのが気持ちよかったです。そしてブリグズビー・ベアのデザインが素晴らしくて、主人公が着ているTシャツがリアルに欲しくなっちゃうキャラクターでした。カセットテープをセットして動く顔の着ぐるみというのも凄かったです。 

 ただ後半に病院に行ってからがトーンダウンしてしまって、特に両親の気持ちの変化が急すぎる感じがしました。単純にメイキング映像を見せられて息子が楽しそうにしているのを見て考えを変えるというだけにしか見えないので、それを見せる主人公の妹が病院に入院させる前に見せておけばよかっただけではないのかとか個人的に思っちゃったりしました。 

 とはい誘拐した主人公のために毎週新作を作りづつけていたマーク・ハミル演じる偽父が凄いんじゃないかと思ってしまう映画でした。そして日本語的にタイトルが言いにくい映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2018/07/06 TOHOシネマズシャンテ

監督デイヴ・マッカリー 
脚本ケヴィン・コステロ 
カイル・ムーニー 
出演カイル・ムーニー 
マーク・ハミル 
グレッグ・キニア 
マット・ウォルシュ 
クレア・デインズ 

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