映画【クソ野郎と美しき世界】感想(ネタバレ)

kuso-yaro
スポンサーリンク

●こんなお話

 ピアニストのもとへ走る女性の話、歌を食べる少女とそのせいで歌えなくなった人の話、息子の腕を移植した少女を探す人の話とオムニバス。

●感想

 最初の園子温監督作品は、ただただ大騒ぎして走る人たちを延々と映すだけでピアニストを思ってヤクザから逃げる女性がどうしてそこまでの行動をとるのか一切わからないまま、みんなで騒いでるだけなので騒げば騒ぐほど見ているこちらは引いていってしまう話でした。 

 2つ目の歌を食べる少女と彼女に歌を食べられて何もできなくなっちゃう人の話で、最初の歌を歌えなくなって戸惑う人たちのナチュラルなお芝居とかは面白かったですが、それ以上のものはなくお腹が痛いからと家に連れ帰って歌と絵を食べられて朝起きたらいなくなってた、で終わりというのは一体どういう気持ちで見ればいいのかわからなかったです。 

 3話目も主人公夫婦のやりとりもいきなり泣きわめいたりして、どうしてそんな泣いているのかとかわからない状態で始まり、母性本能でわかるとなぜか目的地もわからないまま北へ向かうという謎の行動がコメディだとは思いますが、ギャグとして面白くなくただの無茶にしか見えなかったです。沖縄での警官とのやりとりも間抜けな警官とか見てどうおもえばいいのかわからなかったです。 

 最終話もミュージカルとしてはマッタリしすぎているし、今までの話が収束していくカタルシスではなくて、ただのつじつまあわせにしか見えなくて残念でした。 

 SMAPファンなどの好意的な視点で見ないと結構キツいオムニバスでした。 

☆☆

鑑賞日: 2018/07/07 Amazonプライム

監督園子温:(「ピアニストを撃つな!」)
山内ケンジ:(「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」)
太田光:(「光へ、航る」)
児玉裕一:(「新しい 詩(うた)」)
脚本園子温:(「ピアニストを撃つな!」)
山内ケンジ:(「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」)
太田光:(「光へ、航る」)
児玉裕一
出演稲垣吾郎 
草彅剛 
香取慎吾 
浅野忠信「ピアニストを撃つな!」
満島真之介「ピアニストを撃つな!」
馬場ふみか「ピアニストを撃つな!」
中島セナ「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」
尾野真千子「光へ、航る」
でんでん「ピアニストを撃つな!」
神楽坂恵「ピアニストを撃つな!」
野崎萌香「ピアニストを撃つな!」
冨手麻妙「ピアニストを撃つな!」
スプツニ子!「ピアニストを撃つな!」
古舘寛治「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」
新井浩文「光へ、航る」
健太郎

コメント

タイトルとURLをコピーしました