●こんなお話
香港版のリメイクの話。
●感想
韓国映画特有の悲しいシーンで、悲しい音楽がたれながしになり。ひたすら夜景をみる俳優さんたち。どんだけたそがれているのだという気持ちで観てました。正直、この内容で120分は長く感じました。
序盤は楽しめて、ブイブイ言わせるヤクザの主人公たち、そして北朝鮮に取り残した弟を案じるお兄ちゃん。オリジナルより、兄弟の絆が深く描かれていてよかったです。弟を思うお兄ちゃん、見捨てられたと憎む弟の構図が期待できるものでした。
韓国の事情はわかりませんが、脱北者が警官になることってのは簡単なことなのか気になりました。すぐに警官になって、出世していたので気になってしまってしまいます。
肝心の銃撃戦は、他の映画と何の違いも感じられず。もっと迫力あるとか見たことのないものにしてくれないと『男たちの挽歌』というブランドを使っているのだからハードルを越えて欲しかったです。
銃撃戦は、序盤に2回とクライマックスに1回だけと少なく。あとは、ひたすら悩む登場人物たち。そして、号泣するか怒ってるかだけの人物たちでした。そして、死ぬときスローになって、何発も撃たれているのに死ぬ人は最後に感動的な台詞を一言二言喋って、首、カク。残された人、号泣の繰り返しででした。
子分に裏切られた主人公たちが、その子分に復讐するという一本のストーリーで突っ切って欲しかったです。お兄ちゃん、弟分、弟。この3人全員が悩んで泣いてな話なので。もっとプラスなエピソードも入れて欲しかったです。かなり暗い気持ちになる映画でした。
☆☆
鑑賞日:2011/02/19 TOHOシネマズ南大沢
リンク
監督 | ソン・ヘソン |
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製作総指揮 | ジョン・ウー |
出演 | ソン・スンホン |
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チュ・ジンモ | |
チョ・ハンソン | |
キム・ガンウ |