映画【ブラックホーク・ダウン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 圧倒的物量でアンデッドのごとく押し寄せてくるソマリアの民兵と少数精鋭の米軍の死闘の話。

●感想

 リドリースコット監督作らしい映像美とバイオレンス描写の連続で圧倒される140分でした。一応のソマリア内戦の説明が入りますが、一体なんで戦っているのかとかよくわからないまま喧噪の中に放り込まれていく。
 スター俳優がたくさん出てるのにみんなじゃがいもヘアーだし泥まみれだしで、みんな一兵卒として描かれていきます。兵士の背景なんて描かずにわりきっているのは正解だと思いました。
 相手を過小評価して情報を大事にせずに指揮系統もうまく機能しない戦場。

 ただこれはハリウッド映画だので仕方ないことですが、米兵は身体がバラバラになり血みどろになり苦しんで死んでいったり遺体も酷いことをされるのに対してソマリアの人たちはバタバタ倒れていくだけなので死の描かれ方に違いがないのが残念でした。 
 それに最初の任務である敵の副官を捉えるというのは簡単に達成してしまって、後は撤退するのを見せていくだけなので。圧倒的な映像の迫力で見せてはくれますが。ちょっと後半は飽きてきてしまいました。

 ひたすら戦闘戦闘の映画でRPGってああいう軌道で撃たれるんだと勉強になる映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2014/01/25 Hulu

監督リドリー・スコット 
脚本ケン・ノーラン 
原作マーク・ボウデン 
出演ジョシュ・ハートネット 
ユアン・マクレガー 
トム・サイズモア 
エリック・バナ 
ウィリアム・フィクナー 
ユエン・ブレンナー 
サム・シェパード 
ジェイソン・アイザックス 
オーランド・ブルーム 
トーマス・ハーディ 
ロン・エルダード 
ヒュー・ダンシー 
ヨアン・グリフィズ 
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