映画【ベイマックス】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 人の傷と心を治すケアロボットとオタクたちが悪巧みしてるらしいマスクマンと対決する話。

●感想

 でっぷりとした体形が可愛らしく、主人公を守るロボットのベイマックスの造形は見てるだけで楽しかったです。飛行シーンの迫力もアニメーションの強さを活かしたつくりで、見ててワクワクするアクションシーンがいっぱいでした。
 オタクな主人公と大学の仲間たちのキャラクターの描かれ方も最高で、亡くなってしまうお兄ちゃんのタダシが大好きで、タダシの分身であるベイマックスが大好きなのが伝わってくるのが丁寧に描かれいて最高でした。

 天才だけどその頭脳を活かさない主人公に兄は何とか大学に行くようにしたいと思って、仲間を紹介し、目的を見つけた主人公が頑張って発明をする。けど事故が起こって……。
 そしてベイマックスとの交流があり、悪巧みしているマスクマンを見つけ、仲間たちと一緒にカタキ役との対決となっていく。

 ベイマックスの改良や仲間たちとそれぞれの専門分野を活かして発明して成長していく短いシーンで説明していくのは楽しいし、彼らと協力してマスクマンと戦うアクションシーンも迫力満点でした。
 だらだらと説明をせずに行動で次から次に見せていくのも退屈せずに見られる要素の1つでした。

 そして主人公が兄の敵討ちに燃えて周りが見えなくなってしまったときに、ベイマックスに人殺しをさせるのか? 主人公の想い、仲間たちの想い、タダシの想い。その想いに気づいた主人公は成長し、同じく敵討ちをしようとするマスクマンを止めるために仲間たちと戦いに挑む。
 圧倒的に強いカタキ役に対して逆転の発想で挑む主人公たち。このクライマックスも素晴らしかったです。

 そして救出のために取る主人公とベイマックスの最後のシーン。ここで序盤のベイマックスとの思い出が駆け巡り、涙があふれるのを我慢するのに必死でした。
 
 ベイマックスをいっぱい作って、自分も買いたくなること必至な1本でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2014/12/24 TOHOシネマズ南大沢  2015/07/17 TSUTAYA TV

監督ドン・ホール 
クリス・ウィリアムズ 
脚本ロバート・L. ベアード 
ダニエル・ガーソン
出演(声)ライアン・ポッター 
スコット・アツィット 
T. J. ミラー 
ジェイミー・チャン 
デイモン・ウェイアンズ・Jr. 
ジェネシス・ロドリゲス 

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