映画【震える舌】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 団地に住む平凡な一家の娘さんが突然、破傷風になっちゃって壮絶な闘病生活に入っていく話。

●感想

 小さい女の子が発作を起こす様子から衝撃的で、治療のために注射を何回もされたり挙句の果てに歯を抜かれたりして血まみれになっていく姿は辛すぎる映像でした。

 娘が死と戦っていると同時に両親の介護疲れがどんどん進行していって、顔の暗さがとんでもないことになっていきます。病室も暗いし話も暗いし表情も暗くなっていくしで、なかなかのヘビーさを見せてくれる映画でした。

 ただずーっと苦しんでいたのに結構簡単に危機を突破していくのがあっけない印象でした。

 ほとんどが病院内で展開していって80年代の空気感もあいまって破傷風の不気味さ怖さが伝わってくる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/06/30 Hulu

監督野村芳太郎 
脚本井手雅人 
原作三木卓
出演渡瀬恒彦 
十朱幸代 
若命真裕子 
中野良子 
越村公一 
宇野重吉 
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