映画【劇場版 虫皇帝】感想(ネタバレ)

スポンサーリンク

●こんなお話

 世界の昆虫を昆虫軍と毒虫軍にわけて、透明な容器に入れて戦わせる映画。

●感想

 24つの対戦があってカブトムシやクワガタとかカマキリとかタガメが出てきて、毒虫軍はサソリ、クモ、ムカデとかが出てきて。見たことないような世界中の昆虫が登場して、そのビジュアルが凄いことになっていました。

 対戦前にキャッチコピーとか出てきますが、昆虫自身の生態とか特徴みたいなものは一切わからないです。毒虫軍は毒を持っていて、それを刺してから食べたりするという目的がありますが。昆虫軍はカブトムシとかは木の上から落とすということしかしないため、1つの容器の中で戦うといっても、なかなか無理があるような対戦でした。

 けどカブトムシはあの厚い装甲で毒針とか一切効果なかったりするのもすごいです。クワガタも挟んで相手をすごい力で締め上げたりとパワーに驚きました。サソリも強くて、ハサミで相手を締め上げてからの毒針という王道の攻撃は間違いないです。

 新藤監督自身の解説も笑っちゃって「効いてますよ」「入った入った」とか落ち着いた解説が笑えました。

 昆虫同士の戦いというのは面白いですが、合間に入る監督自身の解説というのが流れを停滞させていて、その解説もさっきの戦いをまた見せるだけなので。もっとその昆虫の生態とかを知りたかったです。

 この昆虫とこの昆虫だったらどちらが勝つか? という面白さがこの映画の魅力だとは思いますが。バンバンと虫が死んでいくので、それは果たしていいのだろうか? という疑問もあって、国産カブトがツノを折られて手足がちぎられるのを感動的みたいなことを言ったりしてたりしますが、果たしてそれが感動的なのだろうか? と疑問に思ってしまって不快に思ってしまう映画でもありました。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/10/11 DVD

監督新堂冬樹 
構成新堂冬樹 
ナレーションあんべあつし 
新堂冬樹 
タイトルとURLをコピーしました