映画【高度7000米 恐怖の四時間】感想(ネタバレ)

Kôdo nanasen metoru: kyôfu no yojikan
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●こんなお話

 羽田発仙台経由北海道行の旅客機に拳銃を持った殺人犯が乗り込んでいて、ハイジャックしちゃう話。

●感想

 映画の始まりから中盤まで乗員乗客それぞれの日常が描かれていきますが、軽いナレーションで画面を見ていなくてもわかるような、めちゃくちゃわかりやすい説明のナレーションが笑ってしまいそうになるくらいすごいです。ちょっと説明的すぎる感じを受けました。そしてその日常が映画が75分と短いのにハイジャックが起こるまで映画の半分くらいとテンポがあまりよくない印象でした。

 そして犯人がどうして機内にピストルを持ち込めたのかとかも見てるだけではよくわからなかったです。セキュリティは時代で甘かったのだろうかと思いながら見てました。機長が操縦室でタバコを吸い始めたりしたのも驚きで、緩い時代だったのかなーとびっくりでした。犯人が操縦室に入ってくるのも操縦室はロックしていない感じで普通に犯人が入ってきちゃうのとかも驚きでした。

 そういったディテールが気になってしまってハイジャックの緊張感があまり伝わってこないのが惜しかったです。ハイジャックが起こっても、高度を上げて機内を酸欠状態にしてしまうというすごい方法で簡単に犯人を捕らえちゃうんも不完全燃焼でした。

 とはいえ、1959年制作というのが凄くて、その時代にこういう航空パニックものを作られてたと知ることができるだけで満足な1本でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/10/15 DVD

監督小林恒夫 
脚本舟橋和郎 
出演高倉健 
今井俊二 
久保菜穂子 
小宮光江 
大村文武 
梅宮辰夫 
中原ひとみ 
加藤嘉 
風見章子 
殿山泰司 
ハロルド・S・コンウェイ 
マリアンヌ・R・クリスプ 
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