映画【鰻の男】感想(ネタバレ)

Mei-deu in Chai-na
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●こんなお話

 中国産という差別を描くのかと思いきや、食品偽装をする韓国社会の問題を描く話。

●感想

 中国人が鰻を持って韓国へ密入国へするところから始まって、そこで出会った男性は韓国で不倫して戻ってこない奥さんを殺そうとしている。レイプされそうになった女性も助けて…。この冒頭の出会いがのちに生きていきます。

 何とか密入国を成功させて自分のところの鰻の再検査をしてもらおうとするけど、門前払いされてしまう。そこに通りかかったヒロインの職員の女性が再検査するけど、それでも水銀が出てきてしまう。そしてヒロインは主人公の世話をして、恋人みたいに接し始める。ここら辺の急展開がキム・ギドク脚本っぽい記号的なものでした。

 ヒロインの世話で主人公は働き始めるけど、輸入禁止の鰻をいろんなお店に卸しているのを知って、韓国社会が安けりゃ受け入れたりしているのを知っちゃって……。

 そこから主人公とヤクザたちの戦いのなっていったり、冒頭で出会った男性の遺志を継いで不倫していた女性を狙ったりしていきます。

 キム・ギドク脚本なのでリアリティとかを見てしまうと突っ込みどころが多かったりしますが、主人公が鰻を解放するけど、その鰻が最後の最後に末路がわかって号泣するというひたすらウナギバカなのが応援してしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/11/26 DVD

監督キム・ドンフ 
脚本キム・ギドク 
出演パク・ギウン 
ハン・チェア 
イム・ファヨン 
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