映画【万引き家族】感想(ネタバレ)

shoplifters
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●こんなお話

 日本の社会問題をこれでもかと詰め込んだ家族の話。

●感想

 THEカンヌ映画祭が好みそうな簡単な答えを出さないで余白を残した作風で好みの別れる作品だと思いました。 

 中年のおじさんと少年が万引きをするシーンから始まり、その帰り道でアパートの廊下で1人いる女の子を見つけて家に連れ帰ってしまう。家にはおばあちゃんがいておじさんの奥さんがいて、その妹らしい女性がいて家族のようだけど家族ではないような話が広がっていって…。 

 前半は血の繋がらない人たちが絆で繋がっていて楽しい日々が描かれて、けれども少年が万引きに疑問を持ち始めたところから生活が崩れ始めて尋問で真実が明らかになっていって本当の家族とは親とはを考えさせかつ明確なことを描かずに藪の中な演出でした。 

 何でおばあちゃんの家にみんなが住むことになったのかとか見ていてよくわからなかったり、どうして家の中があんなに汚れているのかとかこの生活に至るまでがすべてが描かれないので疑問が先に来ちゃって物語に入り込めない映画でもあって難しい作品でエンタメ映画が好みのボクは苦手なジャンルの作風の映画で120分時間だけが気になって退屈に感じてしまいました。 

☆☆☆

鑑賞日: 2018/06/21 チネチッタ川崎

監督是枝裕和 
脚本是枝裕和
出演リリー・フランキー 
安藤サクラ 
松岡茉優 
池松壮亮 
城桧吏 
佐々木みゆ 
緒形直人 
森口瑤子 
柄本明 
高良健吾 
池脇千鶴 
樹木希林 

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