●こんなお話
インドネシアのマフィアに潜入した警官が、そこでマフィアの内ゲバとか日本のヤクザとか抗争勃発に巻き込まれる話。
●感想
激しいアクションシーンは相変わらずのクオリティで、死人が出てそうなやられ役の人たちのぶっ飛び方が激しかったです。スタントチームの心配をしてしまう映画でした。
敵の殺し屋とかが新しいのが出てくるたびに決めポーズをしてターゲットに向かっていくのが面白かったです。ありえないケレン味いっぱいの演出が漫画のようで面白かったです。
ただ内容はヤクザ映画で何百回と作られてきたような内容で目新しさがなく、更には140分もあるので恐ろしく退屈でした。
主人公の警官が上司に命じられて刑務所にいるマフィアのボスの息子と接近して、潜入するまでが開始40分ほどとなかなか進展しないです。見たことあるような展開なのに展開していかないスローペース。
そして、マフィアのボスは穏健派で日本のヤクザと休戦協定を結んでいて、けど息子は武闘派で新興のヤクザと手を組んで目障りな親父を……。というのも、ヤクザ映画の王道の展開で面白味に欠けました。しかも1つ1つが冗長なのが見てて辛かったです。
見せ場のアクションシーンも前作でお腹いっぱい見せられましたが、それを超えているのかと疑問でした。凄いことは凄いけど、やってることが同じに見えてしまいました。しかも役者さんが激しく動く上にカメラがガチャガチャ動き回ってナイトシーンとかが多いので何が映ってるのかよくわからなかったです。
潜入捜査ものとしても主人公の身分がバレるのではないかというハラハラドキドキがほとんどなく、かといって潜入したことによってマフィアと友情が芽生えるとか。日本のとヤクザ映画や香港映画で作られたような熱い展開もなく。主人公、潜入捜査して特に何もしてないです。ただの傍観者で、武闘派の息子が動かないと映画が進展していかない印象でした。
武闘派の息子も盗聴器気づくの遅すぎなのが失笑でした。財布、そのタイミングまで開かなかったのかな?
クライマックスの死亡遊戯的な戦いもストーリーと有機的に絡み合ってなくて、アクションシーンが気合入ってるしストーリーも力入っていて、全部が冗長に感じてしまう映画でした。
☆☆
鑑賞日: 2015/03/10 Blu-ray
監督 | ギャレス・エバンス |
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脚本 | ギャレス・エバンス |
出演 | イコ・ウワイス |
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オカ・アンタラ | |
ティオ・パクサデウォ | |
松田龍平 | |
遠藤憲一 | |
北村一輝 | |
アレックス・アッバド |
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