映画【劇場版 BiSキャノンボール 2014】感想(ネタバレ):アイドル解散ライブ前日の熱い男たちを描くユニークなヒューマンドラマ

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●こんなお話

 アイドルグループの解散ライブをAV監督たちが追いかけたドキュメンタリー。

●感想

 本作は、ヌードになったり、握手会ならぬハグ会を行うという独特なスタイルで活動しているアイドルグループの解散ライブ前日を中心に描かれています。

 物語は、その前日からAV監督たちが彼女たちを追いかけていく様子が描かれており、「男たちが外野から眺めていると、ありえない場面で熱くなってしまう」という構図が面白く感じられました。特に、劇中に二度登場する男たちの涙のシーンは非常に感動的で、作品の中でもひときわ印象に残る場面です。

 しかし、クライマックスは解散ライブの前夜に繰り広げられるエピソードに集約されているものの、そこから物語が徐々に尻すぼみとなってしまった印象が否めませんでした。後半にかけては、おじさんたちがアイドルたちに密着し続けることに対して彼女たちが不満を表明していく展開となり、その部分についてはやや退屈に感じられました。

 また、ポイントを競うレースものとしての側面もある作品でございますが、レースの競争としての盛り上がりや面白さはそれほど強く感じられず、そこが少々残念でした。

 総じて、シリーズらしい独特のユーモアと感動的なシーンが光る一方で、物語の後半の展開にはもう少し工夫が欲しかった作品だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/06/15 DVD

監督カンパニー松尾 
出演プー・ルイ 
コショージメグミ 
ヒラノノゾミ 
テンテンコ 
ファーストサマーウイカ 
カミヤサキ 
渡辺淳之介 
カンパニー松尾 
バクシーシ山下 
ビーバップみのる 
タートル今田 

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