映画【パイレーツ】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　朝鮮建国のときに国璽をクジラが飲み込んじゃったので、それを巡って山賊と海賊が喧嘩しながら官軍と戦う話。

●感想

　無茶苦茶な展開が続くぶっ飛んだ作品ですが、娯楽活劇として面白く見ることができました。

　山賊になった主人公と海賊の頭領となったヒロインが同時進行で描かれ、カタキ役の悪い人とかも登場してクジラが国璽を飲み込んじゃったのでそれを巡ってみんなでてんやわんやしていく。

　山賊たちは基本できない連中で彼らがワーワー!　失敗しながら次々展開していくのとか笑えました。中盤、クジラをやっつけるために大砲を入手するために主人公とヒロインが大八車とウォータースライダーでのチェイスシーンとか無茶苦茶で楽しかったです。ゴロゴロと転がる巨大な水車の追いかけっこの迫力あるシーンとそこで行われるドタバタの面白さ。クジラを知らずサメをクジラと勘違いして戦ったりするのも声をあげて笑いながら見てました。
　のんきに過ごしている間に気づいたら戦場に入って行ったり、山賊と海賊がお互い罵ったり出し抜こうとしながらもクライマックスでは協力して戦うとかマンガみたいな展開が熱いです。

　後半、主人公とヒロインが2人きりになってしまうシークエンスは今までの展開が停滞してしまって退屈に感じました。この内容で130分は長すぎかな?　と思いました。CGとかも雑ですが、話自体に勢いがあるので面白かったです。

　ヒロインの海賊の頭領が美人さんで彼女を見てるだけで満足な1本でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2015/06/03　TOHOシネマズ新宿