●こんなお話
熱血スニーカー刑事とそのチームが財閥道楽息子と戦う話。
●感想
冒頭から車の密輸に関する潜入捜査をするシークエンスで主人公を始めとする刑事チームの紹介がテンポよく描かれてツカミはバッチリで入り込めました。リュ・スンワン監督作品らしいアクションシーンの迫力も最高で、似たようなアクションシーンが続くのではなく泥臭い殴り合いから本当に殴られてぶっ飛ばされる役者さんたちも韓国映画らしい熱量が凄かったです。
主人公の刑事さんが車の密輸で協力してくれた運転手が会社を不当にクビになって、親会社に訴えに行くけど、そこのボスであるカタキ役の息子さんが無茶苦茶でめっちゃ怖い。主人公の刑事さんと映画の打ち上げで出会う初登場シーンから常識が通用しない男でなんでも思い通りになってきた人生なんだなという男。そして彼のおじさんだかで腹心の男もボスのためになんでもする男。このカタキ役コンビも憎たらしさ、絶対に倒したい相手だというのを演じていて最高でした。
自分の知り合いがこのカタキ役たちにひどい目に遭ったことで、主人公が捜査しようとするけど。カタキ役たちの金と権力を総動員して主人公たち以外全員敵の四面楚歌状態でだんだんと身動き取れなくなっていって……。
話の転がりもキャラクターもわかりやすいし立っているしで120分燃えることができました。1人目がドロップキックを外してからの2人目のドロップキックとか捜査チームの紅一点のミス・ボンのキックは声出して笑っちゃうし、主人公の奥さんとかも買収に負けないけど、旦那さんをしかりつけたりする描かれ方もよかったです。何より主人公の刑事さんの熱血っぷりを応援できて、メインテーマのエレキギターが流れてのカタキ役との殴りあいで最高に燃えて、このチームでまた別の事件に挑んでほしいと願う映画で面白かったです。
☆☆☆☆
鑑賞日: 2015/12/17 キネカ大森 2016/11/16 DVD
監督 | リュ・スンワン |
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出演 | ファン・ジョンミン |
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ユ・アイン | |
オ・ダルス | |
キム・シフ | |
ユ・ヘジン | |
チャン・ユンジュ | |
オ・デファン |
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