映画【エベレスト3D】感想(ネタバレ):自然の驚異と人間の挑戦を描く壮絶な実話ベースの群像劇

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●こんなお話

 エベレスト遭難事件を描いた話。

●感想

 人類が初めてエベレストに到達してからプロだけでなく一般の人もエベレスト登頂をサポートするという仕事が行われるようになって、主人公もその仕事をしている。

 記者とか仕事を掛け持ちしてお金を払って前回登頂に失敗して今度こそは絶対成功したい郵便局員とか6登頂成功して今度で7大陸制覇の日本人女性がいたり、家族が帰りを待つアメリカ人がいたり。主人公のライバルであり友人である同じ仕事をしている登頂家がいたり。

 高所になれる訓練をしたり、エベレストが混んでるので各隊で調整しようとするけど揉めたりしつつ、いよいよアタック開始。

 渋滞で時間がかかったりしつつも何人か登頂して下山するメンバー、目が見えなくなって待機しているけど行き違いがあってその場にとどまり続けて動けなくなりつつ他のメンバーに支えられて下山。

 主人公は郵便局員を諦めさせようとするけど熱意に折れて一緒に登頂。登頂成功するけど下山の時に郵便局員が動けなくなって主人公も動けなくなったり、主人公を助けに行った仲間も一緒に動けなくなったり、下山してた集団も嵐で動けなくなる。ライバルも動けなくなって諦める。

 朝を迎えて主人公の臨月の奥さんが無線で下山するように言うけど主人公は動けない。死んだと思っていた目が見えないアメリカ人が復活して自力でテントまで戻ってヘリの救出があって下山。

 主人公は奥さんに生まれてくる子供に名前を付ける会話をしておしまい。

 エベレストの冒険としての登山の時代が終わって商業登山が始まって…。という歴史の説明から始まって、今回もいろんな人たちが集合してエベレスト登山に挑む。という内容で、ハリウッド映画らしい圧倒される映像で自然の驚異を描いている作品でした。

 実際の事件をドキュメンタリタッチで描いているため、たくさんいる登場人物たちの背景をあまり描かないので、1人また1人と脱落していってもそこまで心に迫るものはなかったです。誰がどこにいてどういう危険や症状があるのかとかも実際の事件を映画以外の知識で保管しないと分かりにくいと思いました。

 それよりもエベレストって大変だな、何でこんなことするんだろう? と山登りの意味について考えてしまう内容でした。エンタメ映画としては盛り上がらずイマイチでしたが、自然の驚異を感じられる映画でよかったです。

 とはいえ、役者さん豪華でそれを見るだけで満足だし映像も迫力があってよかったです。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/11/15 チネチッタ川崎  2017/04/08 Blu-ray 2025/05/02 Amazonプライム・ビデオ

監督バルタザール・コルマウクル 
脚本ウィリアム・ニコルソン
出演ジェイソン・クラーク 
ジョシュ・ブローリン 
ジョン・ホークス 
ロビン・ライト 
エミリー・ワトソン 
キーラ・ナイトレイ 
サム・ワーシントン 
ジェイク・ギレンホール

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