●こんなお話
ビニールハウスに住む主人公が少年院にいる息子や仕事の訪問介護先でハプニングが起こってくる話。
●感想
農地にあるビニールハウスに住む主人公が自分の顔を叩いているところから始まって、少年院にいる息子と面会して帰りを待っている。
訪問看護先の奥さんを世話しているけど認知症なのか主人公を罵倒する。その旦那さんは目が悪いので主人公に奥さんの介護を頼んでいて主人公に対しても誠実に対応。
主人公の母親も認知症で主人公に暴力をふるって疲れちゃう。グループセラピーに行って悩み相談をしたりしてるうちに同じセラピーを受けていた若い女性がいて先生から性暴力を受けているらしいということで自分のビニールハウスにいつでも来ていいと話す。
旦那さんは自分の初期の認知症だと判明して落ち込む。旦那さんが友達と遊びに行っている間に主人公が奥さんの世話をしていたら暴れて止めに入ったら突き飛ばしてしまって事故的に死んでしまう。救急車を呼ぼうとしたら息子から電話がかかってきて一緒に住みたい的な話になって救急車を呼ぶのをやめてしまう。
死体を隠そうとするけど旦那さんが帰宅して一緒に奥さんと寝たいと言ってごまかして車で自分のビニールハウスのタンスに隠そうとするけど若い女性がサプライズでケーキを持ってきてビックリ。バレたのではないかと焦る。
主人公の母親を連れ出して奥さんのふりをさせるけど、旦那さんはいつもより無口だったり触ったらいつもと違うということで友達を呼び出して確認してもらおうとするけど主人公がやってきて母親を隠す。友達も本気にしてないのでしっかりと確かめない。
旦那さんは自らの認知症に悲観して奥さんと無理心中しようとするけど、奥さんの声じゃないと気づくけど認知症のせいだと思って無理心中を続行。若い女性が先生とセックスしようとしているけど主人公の言葉を思い出して先生を殺害。息子が出所して仲間とビニールハウスに戻ってきて鍵のかかったタンスを見つけて開けようとしてときに主人公が帰ってきたのでみんな隠れる。主人公はガソリンをタンスに巻いて火をつける。
ビニールハウスから物音が聞こえて主人公が振り返っておしまい。
特に悪いことをしていないのにどんどんと状況が悪くなっていて救いがないストーリーが見ていて辛い1作でした。映像も綺麗で役者さんたちもお芝居も凄いのでそれが余計につらさの共感を強制してくるのでどんよりしたまま終わっていきました。
☆☆☆
鑑賞日:2025/05/11 WOWOW
監督 | イ・ソルヒ |
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脚本 | イ・ソルヒ |
出演 | キム・ソヒョン |
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ヤン・ジェソン | |
シン・ヨンスク | |
ウォン・ミウォン | |
アン・ソヨ |