●こんなお話
正式の殺し屋になりたい兄弟と金欠の殺し屋コンビが戦う話。
●感想
夏の暑い車内で、殺し屋の兄弟がラジオを聞きながら移動しているシーンから物語は始まる。彼らはアパートの一室へ向かうけど、話ではターゲットは一人だけだと聞かされていたのに、到着してみると室内には多数の男性がおり、その状況に驚く。それでも何とか敵を倒し切ります。
その後、エージェントから連絡があり、ターゲットは手違いで間違いだったため賞金が支払われないと知らされ、がっかりします。しかし、正規の殺し屋を殺害すれば昇格できるという噂を耳にし、それを目指そうと決意。
続いて、前作の主人公コンビが登場。彼らはジムの会費や殺し屋保険の支払いが滞っているため、急いで銀行へ向かう。しかし、その銀行で強盗事件に遭遇し、これを退治することに。ところが、その行動は組織の規則違反とみなされ、謹慎処分を受けてしまいます。金銭的に困窮した彼らは商店街でアルバイトをすることに。
帰り道、殺し屋兄弟に襲撃されますが、逆に反撃し兄弟を意識喪失に追い込みます。死体処理チームからは文句を言われながらも、殺し屋兄弟を始末しようと計画します。しかし、主人公たちが和気あいあいと話している間に、殺し屋兄弟は逃走に成功。死体処理チームの一人が重傷を負う事態に発展してしまう。
殺し屋兄弟が食堂で食事をしていると、偶然にも主人公コンビが同席し、追いかけっこから決闘へと発展。最終的に主人公コンビが兄弟を倒し、射殺しておしまい。
このシリーズ特有の魅力は、殺し屋の非日常的な世界が日常の延長線上に自然に溶け込んでいる点。殺し屋たちが気楽な会話を交わしているかと思えば、アクションになると一気に本格的な戦闘が繰り広げられ、そのギャップが非常に面白く感じられました。
ただし、他愛のない会話のシーンが多くなり、主人公コンビのみならず殺し屋兄弟や死体処理チーム、エージェントたちもダラダラとした会話が続くため、後半はやや退屈に感じる部分もありました。とはいえ、これは好みの問題であり、完成された世界観を楽しみたい方には十分に魅力的な一本だと思います。
☆☆☆
鑑賞日:2024/07/10 NETFLIX
監督 | 阪元裕吾 |
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アクション監督 | 園村健介 |
脚本 | 阪元裕吾 |
出演 | 高石あかり |
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伊澤彩織 | |
水石亜飛夢 | |
中井友望 | |
飛永翼(ラバーガール) | |
橋野純平 | |
安倍乙 | |
新しい学校のリーダーズ | |
渡辺哲 | |
丞威 | |
濱田龍臣 |