映画【ゴーストバスターズ フローズン・サマー】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　凍らせる悪霊が出てきたり家族とはというのに悩んだりする主人公たちの話。

●感想

　1900年代あたまのニューヨークの消防隊員が凍った人たちがいる部屋に突入して謎のボールを見つけるところから始まって、現代のニューヨークに舞台が移ってゴーストバスターズが幽霊を追いかけて街中を壊しながら何とか捕まえる。

　けど市長から町の破壊行為や未成年を労働させることを問題視。両親はとりあえず娘を謹慎処分、納得できない娘さんは1人夜の公園でチェスをすると少女の幽霊が相手になってくれる。前作の主人公の骨董品屋におばあちゃんの遺品を売りに来た男がいて、その中の1つのボールが凄い霊体エネルギーを持っていることが確認される。ゴーストバスターズの本部の幽霊を補完する装置ももう何十年も使っているもので容量がいっぱいらしいということで、新たな研究施設に案内される。

　そのボールの中の霊体を取り出そうとしたら失敗したり、主人公と仲良くなった少女の幽霊と近づきたいと幽体離脱装置で2分間だけ霊体になったらいきなり操られてボールに封じ込められた幽霊が解放されてニューヨークが氷漬けになっていく。

　ゴーストバスターズは初代メンバーたちも集合して本部で幽霊と戦うけどあっという間に氷漬けにされたりしつつ、主人公が立ち向かい、ファイヤーマスターというかつて幽霊を封じ込めた人物の孫が活躍して、初代メンバーも幽霊封じ込め装置を使って除霊に成功。街の人たちに感謝されて出動するのでした、でおしまい。

　あんまりゴーストバスターはしなくて、基本家族のつながりの葛藤や和解がメインとなって、楽しそうだなというスタートからいつ話が始まるのだろう?　という感じでずっと似たような話が繰り返されて全体的には退屈でした。ファイヤーマスターという重要なキャラクターがコメディリリーフとなっていますが、個人的には笑えず笑えないコメデイをずっと見ているの辛い時間でした。

　主人公も終始両親と上手く行かないことを悩んでるのがずっと続いて、並行して幽霊が封じ込められたボールから飛び出すのか飛び出さないのかを繰り返すだけなので、いつ話が始まるのだろうと思ってたら終わった感がいっぱいでした。

　初代メンバーが揃って嬉しいという演出も前作でやっているので、そのありがたみみたいなのも薄れてしまって、何度も凍らされても復活する主人公の仲間の生命力とかに感心する1本でした。

☆☆

鑑賞日:2024/04/07 イオンシネマ座間