●こんなお話
生き残ったファミリーが逃げつつ対策を練って実行する話。
●感想
世界が崩壊する1日目の日常から不穏な空気で始まってパニックになるというアバンタイトルから一気に掴まれ惹きこまれるバッチリなスタートでした。
そして前作直後から物語が始まり、家族がサバイバルするために手がかりを求めて移動するけれど負傷してしまって…。家族をもう失いたくないという人物が中心となって協力して心の傷を乗り越えていく感動作となっていて、かつ映画的にいろんな場所を同時進行で見せて引っ張るクライマックスとかも映画を見ている感があって最高のクライマックスでした。一気に襲われる恐怖が最初からスタートするので疾走感があるのもよかったです。それでいて人間不信だけれどしだいに信頼しあっていく人間の良さも見せてくれました。
起こる出来事はよくある出来事で絶対タオル引っ掛け忘れるだろうなとか酸素ボンベ残量少ないなとかわかりきってることが起こっていきますが。それがマンネリズムとして退屈なのではなく、マンネリズムですがそれでも見せ方とか工夫で面白く見せてくれて楽しかったです。上映時間も90分ちょっととすっきりしてダラダラ見せないのも好感が持てる構成でした。
よくよく考えたら、新生児にちゃんと母乳を与えられているのだろうかとかボートのところ占拠していた人間たちはビヨンドザシーを理解できなかったのだろうかとか冒頭で主人公の父親はすぐにアレが音に反応していると何でわかったのだろうかとか、いろいろ設定に考えてしまうことがありますがハラハラドキドキでかつ感動できる映画で素晴らしかったです。
こういうジャンル映画でかなり上位に来る面白さのある作品だと思いました。
☆☆☆☆
鑑賞日:2021/06/23 TOHOシネマズ川崎
リンク
監督 | ジョン・クラシンスキー |
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脚本 | ジョン・クラシンスキー |
製作 | ジョン・クラシンスキー |
マイケル・ベイ |
出演 | エミリー・ブラント |
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ミリセント・シモンズ | |
ノア・ジュプ | |
キリアン・マーフィ | |
ジャイモン・フンスー | |
ジョン・クラシンスキー |