映画【ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 平和な街で細菌が流出してパニックになる人たちの話。

●感想

 軍隊が秘密裏に開発した細菌兵器が飛行機事故で流出したので、ある日突然軍隊が街にやってきて住民たちを隔離していく。細かいカットや編集でドキュメンタリー的に見せていく手法の映画でした。

 消防士と妊娠中の恋人と友人が隔離を突破していく逃避行と軍人たちが住民を逃がさないように隔離政策を強権的に行っていく様子を交互に見せていきます。政治家や軍人が自分たちのミスを隠すた目に人権無視で住民たちを押さえつけようとしていく姿が恐ろしいです。非常時なら何をやってもいいのかという。感染すると死ぬか発狂するかしかないという恐ろしいウィルス。感染した住民などが襲い掛かってきたり、住民たちを射殺していく軍人たち。

 主人公たちは逃避行をするけれど感染者がいるらしいと疑いの目があったり、追手との銃撃戦があったりと見せ場がたくさんあってハラハラドキドキできました。正気なのか感染しているのかの疑心暗鬼やいざ感染して暴れる人を抑えつけないといけない。

 低予算で群衆シーンとかは安っぽさも感じますが、スケールの大きさは伝わってくる映像でした。ワクチンを開発した博士がそれを持っていくけれど、一般人と勘違いされて隔離されそうになって…という流れとか皮肉が面白い映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/06/23 Amazonプライム・ビデオ

監督ジョージ・A・ロメロ 
脚本ジョージ・A・ロメロ 
ポール・マッカロー 
出演W・G・マクミラン 
レイン・キャロル 
ハロルド・ウェイン・ジョーンズ 
リチャード・リバティ 
リン・ローリイ 
リチャード・フランス 
ロイド・ホーラー 
ハリー・スピルマン 
ウィル・ディズニー 
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