映画【青島要塞爆撃命令】感想(ネタバレ)

Siege of Fort Bismarck
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●こんなお話

 第一次世界大戦で青島にあるドイツ軍の要塞を攻撃する日本軍の話。

●感想

 日本の戦争映画としてはウェットなものではなく、娯楽活劇になっていて単純に楽しいエンタメ映画でよかったです。まだまだ航空機が主力ではなく、複葉機から爆弾を放り投げるというのを見られるのも新鮮で楽しいです。

 連合軍のごり押しな要請により、日本軍が無理やり総攻撃をすることになり陸海空軍の大規模な作戦をするために主人公たちの飛行機乗りが要塞を攻撃することになる。主人公たちがやたらとのんびりしていて、中国人を大事に扱ったり、捕まっても焦ったりせずにのらりくらりとやっていくのでコメデイとしてよかったです。それでいて娯楽映画として味方がやられたりしていきます。爆撃がクギとかレンガを落とすとかいう面白おかしく描写されていて、笑っていいのかどうなのかも考えてしまったりもしました。

 ドイツ兵の字幕が普通に出てくると思っていたら、びっくりしている表現とかでは画面いっぱいに字幕が出てきて驚く演出があったりしました。

 クライマックスで爆弾を積んだ列車が連鎖的に爆発する映像なんかは今見てもド迫力で爆音がトンネルに響く映像は息をのんでみてしまいます。

 娯楽映画としてとても楽しい映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2020/11/04 DVD

 

監督古沢憲吾 
特技監督円谷英二 
脚本須崎勝弥 
出演佐藤允 
夏木陽介 
加山雄三 
伊吹徹 
池部良 
浜美枝 
成瀬昌彦 
藤田進 
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