映画【うさぎドロップ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 祖父の隠し子と暮らすことになった若者の話。

●感想

 何といっても芦田愛菜ちゃんの笑顔に尽きる映画だと思いました。あの笑顔をされたら、そりゃエピローグのお遊戯会で見守る松ケンみたいな優しい微笑で芦田愛菜ちゃんを見守る表情とおんなじ顔になってしまうこと間違いないです。

 序盤は、勢いで引き取ることになった少女との共同生活が描かれますが。保育園に通わせつつ自分の仕事をしつつ。残業がない部署に異動してもらうように頼むなんて、自分に出来るかと考えてしまいました。主人公のお父さんもそこは認めてましたし。そして芦田愛菜ちゃんに幼稚園で友だちが出き、そして本当のお母さんと対面したりと物語進みますが。クライマックスは、この手の映画によくある子どもだけでどっか行ってしまうというもので。ありきたりで退屈でした。しかも、主人公の職場で「おい! 忙しいぞ」と言ってるのにも関わらず愛菜ちゃんが行方不明になったと知ると仕事そっちのけで全員で探しに行くという。仕事どうすんだと思います。しかも、この職場、搬送みたいな職場でベルトコンベアーにダンボールを流す仕事ですが。どんだけ密度高いんだってくらい全員で同じダンボールを流すっつう人件費、相当無駄な職場に思えました。全員で同じ仕事しなくても。

 それと主人公の妹の彼氏さんが意味深に登場しますが、一体あれはなんだったのかも疑問です。ただ、観客に不安を与えるためだけに登場しただけにしか見えなかったです。

 とはいえ、なんやかんや芦田愛菜ちゃんを主人公と一緒に見守ってしまう映画で面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日:2012/03/06 DVD

監督SABU 
脚本SABU 
林民夫 
原作宇仁田ゆみ
出演松山ケンイチ 
香里奈 
芦田愛菜 
桐谷美玲 
佐藤瑠生亮 
綾野剛 
木村了 
高畑淳子 
池脇千鶴 
風吹ジュン 
中村梅雀 
キタキマユ 
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