映画【7月22日】感想

22 July Netflix

●こんなお話

 2011年7月22日にノルウェーで起きた連続テロ事件とその後の被害者や加害者を追いかけた話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

  ノルウェーの寒そうな景色の中、加害者が準備をする様子、ウトヤ島のキャンプの様子が描かれていって。政府市庁舎前での爆弾テロが起こってパニックになっていく。そして加害者がウトヤ島へとあやってきて銃を乱射していく。

 淡々と描いていくのが怖くて、淡々と人間が死んでいく様子を見続けるのが辛いテロの様子でした。息を潜めて隠れる若者たちと一緒になってこちらも隠れている気持ちにさせてくれる緊張感でした。

 そして本筋は事件後の被害者たち、加害者、首相のその後で。被害者の1人が頭に弾丸が残った状態のまま必死にリハビリをしたり、加害者が弁護士を指名してその弁護士が戸惑いながら裁判に向かう様子。首相が事件の対応があっていたのか振り返ることが描かれていきます。被害者のお母さんが市長選だかで市長に当選して被害者の病室で当選祝いを受けるとかの文化がカルチャーショックで興味深い政治家の描かれ方でした。弁護士も子供が通う学校から退学を誘導させられたりして差別される。

 事件のトラウマに悩まさせられる被害者たちを描いていく一方、加害者の主張なども描かれますが。もう少し動機や主張など彼の背景なんかも知りたかったです。ただそれをやってしまうと加害者の主義主張を認めてしまう可能性にもなってしまうので難しいとは思いますが、ただ銃乱射をした狂信的な犯人としか見えなかったので、せっかく時間をかけて描いていくキャラクターのことを深く知ってみたい気持ちもありました。

 とはいえ、77人もの人が亡くなった事件を後世に伝えるために真摯に作られている映画だと思いました。

☆☆☆☆

鑑賞日:2020/09/17 NETFLIX

監督ポール・グリーングラス
脚本ポール・グリーングラス

 

出演アンデルシュ・ダニエルセン・リー
ヨン・オイガーデン
ハン・トラン
ソービョルン・ハール
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