映画【お嬢さん】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 日韓併合時代の華族に詐欺師たちが紛れ込んで、財産を狙うけども変態な男たちに女性たちが鉄槌を下そうと話。

●感想

 シンメトリーな構図や美術に横移動など印象的な映像がさすがのパク・チャヌク作品でした。話も最初に侍女目線で起こった出来事が、お嬢さん目線で全く同じことを描いているのに意味が変わって別の意味に見えてくるという面白さが楽しかったです。叔父さんの前で官能小説を読むときなど第2部のお嬢さんの幼少時代が爆笑必至でコメディ映画としての面白さを堪能できました。 

 最初で描かれたことがひっくりかえって、なぜそうなったのかをまた時間軸が戻って描かれて真実がわかっていくという第2部が1番面白かったです。そのため話が大きく動き始める第1部がちょっと退屈に感じてしまいました。第3部で詐欺師目線の話になって、主人公の女性たちの復讐劇で男たちがハメられていくカタルシスも得ることができました。 

 最初に詐欺師のセリフで人間関係を一気に説明されるため、人間関係を理解するのに大変だったりしましたが。笑えて復讐劇として楽しい140分でした。 

☆☆☆☆

鑑賞日: 2017/04/12 TOHOシネマズシャンテ

監督パク・チャヌク 
脚本チョン・ソギョン 
パク・チャヌク 
原作サラ・ウォーターズ 
出演キム・ミニ 
キム・テリ 
ハ・ジョンウ 
チョ・ジヌン 

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