映画【キック・オーバー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 無法者たちの刑務所で頑張るメル・ギブソンの話。

●感想

 何ともわかりづらいギャグてんこ盛りで笑っていいのかどうなのか戸惑うっつう映画でした。

 主人公はメキシコの刑務所に入れられますが、そこの刑務所が漫画のようなところでお金さえあれば何でもできるところ。普通に商売をやっていたり、いろんな人が歩いていたりと刑務所ではなく普通の町のようなところ。実際にメキシコの刑務所がモデルってんだから凄い国ですメキシコ。

 ほいで、そこでニコチン中毒の10歳の少年と仲良くなる主人公。そのニコチン中毒っぷりが笑えるんですが、この少年、ギャングのボスに肝臓移植するために生かされているらしいと知り。主人公は機転をきかせてギャングや警官たちと戦わせて、更に大金を奪おうと頑張ります。

 主人公の背景は全く語られないですが、頭の回転が早くてピンチになっても乗り越えて銃器の扱いにもなれている。何か高度な訓練を受けているのだと思いますが、そこはわからない。そのため少年のために動くのかがわからない。その母親に恋をしていたとも見えない。だから全編、頭脳的な行動をしても特に何も思えなかったです。

 それに96分程度の映画ですが、最初の展開がもたついていて人物紹介が続いて退屈でした。とはいえ、動かないアクションスターになってしまったメル・ギブソンを見る映画でした。

☆☆

鑑賞日:2012/10/14 TOHOシネマズ南大沢

監督エイドリアン・グランバーグ 
脚本ステイシー・パースキー 
メル・ギブソン 
出演メル・ギブソン 
ダニエル・ヒメネス・カチョ 
ケビン・ヘルナンデス 
ドロレス・エレディア 
ピーター・ストーメア 
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