映画【告白】感想(ネタバレ)

kokuhaku
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●こんなお話

 娘を殺された教師のリベンジの話。

●感想

 全編にわたってCMやPVのような映像がかっこよくて、主人公をはじめとするモノローグがこれまた全編にわたって流れる構成で不思議な感覚の映画でした。

 娘を殺された教師、犯人の生徒2人、犯人を理解する女子生徒、犯人の母親などの視点となって話が転がっていきます。

 最初の30分は延々と主人公のクラスの現状から身の上話、娘の死、死に追いやった人物へのリベンジが語られて、犯人生徒の動機などが語られていきます。そこで描かれる犯人側の歪んだ母親からの母親への愛情。主人公の静かな狂気や母親の激しい愛情など役者さんたちす晴らしかったです。

 ただ犯人がいいことをやっても目立てないから犯罪をやって認めてもらおうということで爆弾を製造して設置しますが、その知識もすごいですが。それを「中学生の知識」と簡単に解除して動かしてしまう主人公の知識もすごいです。

 犯人の感情を破壊する主人公のリベンジが達成される最後にはなぜかカタルシスを覚えてしまって怖い映画でした。

 全編スタイリッシュな映像だとそれはそれで見ていてどっと疲れる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2011/05/05 DVD 2020/07/12 NETFLIX

監督中島哲也 
脚本中島哲也 
原作湊かなえ
出演松たか子 
岡田将生 
木村佳乃 
高橋努 
井之脇海 
田中雄土 
西井幸人 
能年玲奈 
橋本愛 
三吉彩花 
山田諒 
山谷花純 
芦田愛菜 
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